July, 25, 2016, New York--IHSのパッケージドLED市場レポートによると、モバイルフォンで使用されるLEDの市場は、2015-2021にわずかに下降する見込み。ディスプレイ背後のバックライト、キーパッド照明、カメラフラッシュを含め、2015-2021年の期間にCAGR 2.6%で下降する。この下降の主因として、IHSは有機LED(OLED)の普及拡大を挙げている。
モバイルフォンディスプレイ向けOLEDパネルの浸透率は、2015年の13%から2021年には34%になるとIHSは予測されている。これは、中国ブランドからの力強い需要の影響。モバイルフォンのバックライト向けLED販売額は、2015年に6億8600万ドルと推定されるが、2021年には4億5600万ドルに落ち込む見込み。
2015年出荷のほぼすべてのモバイルフォンは、少なくとも1つのカメラを搭載していた。また、86%は第2カメラも搭載。ただし、全てのカメラがフラッシュ付きではない。IHSの予測では、モバイルフォンフラッシュLED市場は、2016年にわずかに落ち込む、これはモバイルフォンの出荷減によるもの。とは言え、市場は2017-2020の間に再び成長が始まる。これはカラーLEDと第2カメラフラッシュアプリケーションの普及拡大によるもの。モバイルフォンのキーパッドに使用されるLEDも下降するが、IHSによると、このセグメントの市場での構成比は極めて小さい。