May, 26, 2016, Taipei--トレンドフォース(TrendForce)の一部門、LEDinsideによると、スマートウォッチとスマートバンドを合わせた出荷は、今年750万台に達する見込みである。その90%が、心拍数モニタリング用の光センサコンポーネントを搭載している。
2020年には、スマートウォッチとスマートバンドを合わせた出荷数量は、1億7000万台に達すると予測されている。それらのすべてが光センサコンポーネント搭載となる見込みである。脈拍数や血液酸素濃度の計測に共通するセンサシステムは反射型光電脈波(PPG)センサ。健康やフィットネストレンドの商機により、反射型PPGセンサは徐々にほとんどのウェアラブルデバイスの不可欠の一部になりつつある。加えて、脈拍数や他の健康関連のデータを見守ることができるウェアラブル光センサは、家庭のヘルスケア市場でも膨大な潜在力がある。
LEDinsideのアシスタント調査マネージャー、Joanne Wu氏によると、PPGはLED光源を使う光センサ技術をベースにしており、したがって電力供給雑音や電磁干渉の影響はほとんど受けない。他のセンサ技術と比較して、PPGは人体の様々な個所の計測ができ、身体のどこにおいてもよい。したがって、PPGはウェアラブルデザインに適合している。さらに、この光センサ技術は血液酸素濃度も検出できる。要言すれば、幅広い機能をともなう利便性が家庭ヘルスケア市場におけるPPGの主要な利点になる。
反射型PPGセンサは、脈拍数計測に緑色LEDを使用する。赤色LEDおよびIR LEDからの光の相対的な強さと比較することで血液酸素濃度が分かる。赤色LEDとIR LED光の両方からの反射によって生成される信号を処理すると、センサは人の血中の酸素濃度レベルを計算することができる。
(詳細は、www.ledinside.com)