March, 24, 2016, Seoul--LGディスプレイ(LG Display)は、新しいOLEDライトパネル製造工場に投資すると発表した。
計画された工場は、世界初の第5世代(1000×12000㎜) OLEDライトパネル製造工場。工場は韓国(South Korea) Gumi(亀尾)市に建設され、一連のOLEDライトパネルを製造する。
当初の工場入力容量は月に15000ガラス基板。市場状況に応じて製造能力は徐々に拡大可能。
同社は、規模の経済が実現できるように新工場の製造が増えると見ており、これは同社の価格競争力拡大に寄与する。加えて、蓄積されたOLEDディスプレイ技術ノウハウにより同社はOLED照明製品品質を飛躍的に強化できる。
第5世代工場により同社のパネルサイズは柔軟になる。より大きなガラス基板では、LGディスプレイは、巨大なパネルを含め、多様なサイズのライトパネルを製造できるようになる。さらに、この巨大パネル製造能力により同社は一般照明市場に進出できる。
投資決定は、2015年12月のLG Chem(LG化学)のOLED照明事業買収を受けたものである。
新工場の計画は、世界中の顧客に胸を躍らせるような新しいOLED製品を提供するというLGディスプレイのビジョンと調和している。同社が最初に注力するのは、作業照明、ハイエンド小売店や豪華なもてなし向け装飾照明。将来的には一般照明市場に拡大していく。また、同社は自動車および、家具、建材、電気機器などと融合したOLED照明パネルのような統合アプリケーションに注力していく。
UBI Researchによると、OLED照明市場は2016年の1億3500万ドルから急成長して、2020年には16億ドルに達する見込みである。