January, 25, 2016, Aptos--エレクトロニキャスト(ElectroniCast Consultants)は、TV/放送、映画およびビデオ撮影の制作で使用されるLED照明利用の世界市場予測を発表した。
同レポートによると、2015年LEDプロ用照明ランプ/フィクスチャの世界的消費額は、1億7800万ドルに達した。
予測期間では、ランプ付LEDフィクスチャの販売額は年平均17%で成長して2020年には3億9000万ドルに達する見込みである。この調査の市場予測データは、特定暦年の消費額であって、累積データではない。
世界のTV/放送局は継続して、LEDベースのプロダクションライトでスタジオを改善し、新しいHDTVベースの要件を満たす画像品質に高めようとしている。また、従来の照明に対するLED照明の他の優位性は消費電力が少ないことがある。LEDsはエネルギー消費が少なく、LED照明による熱は無視できるので、必要となるエアコンディショニングは少なくなる。
映画分野のLEDプロダクション照明は、照明効果と点灯照明要件が成長の原動力になる。これはLED照明に柔軟性があるためであり、LEDは1個の光源が非常に多様な色を生み出すことができる。また、技術進歩によるコスト/性能の継続的な改善が、LEDフィクスチャ市場をニッチソリューションから一般利用に押し上げている。
TV/放送分野における2015年のLEDベースプロダクション照明の世界的販売額は9400万ドル、映画分野は5000万ドル、ビデオ撮影分野は3400万ドルだった。「TV/放送業界におけるLEDベース照明の数量は、年に20%で成長する(2015-2020)」とElectroniCastのLED市場調査主席アナリスト、Stephen Montgomery氏は分析している。
「LED照明は、非常に発熱が少ない。LEDsは比較的低い温度で動作するので、従来の照明よりも素早く、安全に移動させることができる。また、放送スタジオは、室温を低く保てるので労働環境は快適になる」と同氏はコメントしている。