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LGディスプレイ、次世代OLEDパネルに巨額投資

November, 30, 2015, Seoul--LGディスプレイ(LG Display)は、1兆8400億ウォンを投資して韓国京畿道坡州市に新しいパネル工場を建設する。製造開始は2018年上半期の予定。
 同社は、今後数年にわたりOLED需要が見込めることからP10新工場の建設を決めた。P10工場は主に大型OLED TVパネルおよび、スマートフォンや自動車ディスプレイ向けのフレキシブルOLEDパネルを製造する。
 投資額は、P10建物の建設、クリーンルーム、水と電力供給インフラをカバーし、建設は今年から始まる。P10工場の総投資額は、10兆ウォンを超える見込み。LGディスプレイは、顧客需要と市場状況を基にして徐々に製造ラインを拡大していく。
 新工場は、フットボール場14面に相当する382m×265m、高さ100m。導入されるのは第9世代の大型OLEDライン、フレキシブルOLEDライン。最初の製造ラインは、2018年上半期に量産スタートの予定。
 製造ラインではあらゆる製品セグメントのOLEDを製造する。これには超大型製品、フレキシブルおよび透明ディスプレイなどの未来製品が含まれる。
 IHSによると、世界のOLEDパネル市場は、2014年の87億ドルから2022年には291億ドルに成長する。