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米国空軍、超音速飛行能力拡大を狙い積層造形法に注目

April, 11, 2018, ARNOLD AIR FORCE BASE--米国空軍研究所(AFRL)航空宇宙システム局は、HRL研究所と共同R&D、材料移転契約を結び、積層造形(AM)されたシリコンオキシカーバイド(SiOC)材料をテストする。セラミックの難溶性とともに,積層造形で製造できるコンポーネントの形状の複雑さは、様々な将来の空軍アプリケーションで膨大な可能性を秘めている。あり得るアプリケーションの一つは、超音速飛行である。これは、高温を含め、材料を苛酷環境に晒す。
 厳しい空軍アプリケーション向けにHRLが製造した材料の潜在性は明らかである。一方、航空宇宙システム局の研究者は、新しいサーモカプラ放熱板を探していた。SiOC材料は、プリセラミックレジを使用して積層造形プロセスで製造された。部分的に製造された後、プリセラミックレジンは熱処理されて完全セラミック状態のコンポーネントに変換された。最先端の3Dプリンティング機能とプリセラミックレジン化学、最終SiOC材料の高温で考えられるパフォーマンスを利用するHRLの新しいプロセスにAFRLの研究チームは、関心を示した。
 航空宇宙システム局の超音速研究者、Jamie Szmodis氏は、「材料がそのような温度、華氏3200度程度に耐えられるなら、支柱、保炎板のような超音速航空機のエンジンコンポーネントに使える」と指摘している。
 超音速飛行は、米国や国際航空宇宙産業にとって注目せずにはいられない研究分野である。現在航空機は、超音速、768マイル/時、つまりマッハ1で飛行する。もし達成すれば、マッハ5を超える超音速飛行により、一段と高速の軍事応答時間、より進んだ武器が可能になり、軍事と商用分野にとって、飛行は4000マイル/時を上回り、飛行時間は大幅に短縮される。

(詳細は、http://www.wpafb.af.mil/)