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超音波操作技術をベースにした新しい3Dプリンティング法

June, 28, 2017, Vilnius--NeurotechnologyのUltrasound Research Groupは、新しい特許申請中の超音波3Dプリンティング技術を開発している、と発表した。この新技術は、幅広い多様な材料とコンポーネントを用いてほとんどどんな種類のものでも3Dプリントし、アセンブリすることが可能である。超音波操作の非接触性のために、サブミリメートル領域の微小粒子や影響を受けやすいコンポーネントでも、損傷を与えることなく、容易に取り扱えるので、その技術は様々な多くのプロトタイピングや製造状況で利用可能である。
 デモ機として、同グループは簡単なプリント回路ボード(PCB)をアセンブリできるプロトタイププリンタを作製した。
 プロトタイプのデモは、PCBボードへの電子部品位置決めに超音波トランスデューサアレイを利用する。高精度位置決めを確実にするためにPCBの位置と様々な電子部品の検出にカメラを使う。レーザを使って素子をPCBに非接触ではんだ付けし、非接触コンポーネント操作を補完する。
 Ultrasound Research Groupのプロジェクトリーダー、Dr. Osvaldas Putkisによると、超音波操作により金属、プラスチック、液体も含め、非常に広範囲の多様な材料を取り扱うことができる。「材料粒子を操作できるだけでなく、様々な形状のコンポーネントも扱える」。
 超音波操作は、非接触材料取扱法であり、超音波を使って微小粒子やコンポーネントをトラップして移動する。従来の機械的ハンドリング法に対する利点は以下のとおりである。
・極めて多様な機械的特性や形状を持つ材料粒子やコンポーネントの操作に用いることができる。
・扱える粒子やコンポーネントのサイズは、数ミリメートルからサブミリメートルの範囲までと幅広い。
・静電力の存在を回避しながら、非常に小さなコンポーネントを操作することができる。
・影響を受けやすいコンポーネントを、いかなる損傷も与えることなく操作することができる。

Neurotechnologyは、超音波操作を使う3Dプリンティング機器と方法の特許を申請している。