ロッキード・マーチンの30kWレーザ兵器、小型トラックを無能力化に

March, 10, 2015, Bethesda--ロッキード・マーチン(Lockheed Martin)の30kWレーザ兵器は、フィールドテストで小型トラックのエンジンを無能力化することに成功した。
　ATHENA(Advanced Test High Energy Asset)地上プロトタイプシステムは、1マイル以上離れて、わずか数秒でエンジンマニフォールドを溶かした。
　デモンストレーションは、集積型30kW、シングルモードファイバレーザ兵器システムプロトタイプの初のフィールドテストだった。スペクトラルビームコンバイニングという技術により、多数のファイバレーザモジュールが単一の強力な高品質ビームを形成し、他のシステムで使われている多数の個別10kWレーザよりも遙かに高効率で致死性の高い武器となっている。
　ATHENAは、ロッキード・マーチンが開発した対砲弾エリア防衛(ADAM)レーザ兵器システムを基盤にしており、ADAMは小型航空機や海上の標的に対して実証されている。30kW ALADIN(Accelerated Laser Demonstration Initiative)ファイバレーザは、ワシントン州ボセルで開発された。