IPG、積層造形向けに先進的デュアルビームファイバレーザ発表

December, 6, 2024, Marlborough--IPG Photonicsは、積層造形アプリケーション向けに特別に設計された新しいレーザを発表した。
その新しいレーザシリーズは、IPGの斬新なデュアルビームレーザを搭載している。これは、同時に放出されるコアとリングビームを独立にコントロールし、前例のない精度、効率および信頼性を可能にしている。ハイパワーレーザにおけるIPGの能力は、これらの新しい1kWコア、3kWリング(YLR-1000/3000-AMB)および2kWコア、2kWリング(YLR-2000/2000-AMB)デュアルビームラックレーザ機能を提供する。

積層造形産業向けにカスタマイズされた独自の特徴を備えた新しいYLR-AMBシリーズからユーザは、比類のない機能を得る。
・強化された生産性: YLR-1000/3000-AMBは、Ti-6Al-4Vのような材料で>99.9%密度で324 cm³/hを超える構築レートを達成する。
・多用途化工オプション:4kWまでのトータルパワーでシングルモードとマルチモード出力を組合せているので多様な加工オプションが可能になっている。
・よりよい構築のために最適化された熱分布:センターモードとリングモードの独立した調整は、より速く、高品質な構築のために熱分布を最適化する。
・スモールフォームファクタ:スリムな2U 19” (482.6 mm)ラックマウント可能なフォームファクタにより、フットプリントを縮小して統合の柔軟性を確保する。

これらのイノベーションは、複数のトップのAM OEMsとともに行った厳しいテストの成果である。初期結果が優れたパフォーマンスを確実にし、大幅なコストダウンや材料効率向上が得られた。

「これらの新しいYLR-AMBレーザは、AMにとってゲームチェンジャーである」とIPG PhotonicsのSVPグローバル販売&事業開発、Trevor Nessは、コメントしている。「ハイパワー、精密制御、アプリケーションに特化した最適化を統合することで当社は、メーカーが生産性とコスト効率を再定義することを可能にしている」。

YLR-AMBレーザは、航空機コンポーネント、医療デバイス、カスタムツーリングを含むハイパフォーマンスアプリケーションで優れている。要点は、以下の通りである。
・材料能力:
Ti-6Al-4V (αβチタン合金)やCuCr1Zr (銅クロムジルコニウム)などの合金に最適化されている。
・動的レイヤー調整:欠陥のないオーバーハングや複雑な形状を達成。