November, 29, 2024, Berlin--Wayland Additive は、Fraunhofer IPK(Fraunhofer生産システム設計技術研究所(Fraunhofer Institute for Production Systems and Design Technology))が、Calibur3 金属 eBeam 積層造形 (AM) システム購入を発表した。
生産技術の研究開発機関として有名なFraunhoferIPKは、Calibur3システムが提供するNeuBeamプロセスの明確な利点を活用するのに理想的な立場にある。FraunhoferIPKは、産業界の顧客やパートナーのニーズと要件を満たすように調整された生産ソリューションを見つけ、提供することに専念している。これは、アプリケーション指向の研究によって達成され、Calibur3システムの提供は、特にeBeam技術による新しい金属AMアプリケーションに焦点を当てる。
近年、FraunhoferIPKは、難溶着合金を使用したレーザベースのAMアプリケーションについて多くの研究を行ってきた。しかし、IPKはこの技術の物理的な限界に達し始めている。FraunhoferIPKチームは、WaylandのNeuBeam製造技術への投資により、AMで処理できる材料の範囲が広がり、特にチタンアルミナイドやCM247などが特定されると考えている。FraunhoferIPKが特定した特許取得済みのNeuBeam技術のその他の利点は、完全な焼結ケーキのポストビルドが不要になることで、複雑な幾何学的アプリケーション(繊細な内部構造を持つアプリケーションを含むものも含む)の製造に必要な後処理時間とコストを大幅に削減する。
FraunhoferIPKの製造技術部門責任者、Tobias Neuwaldは、「われわれは、最先端の技術の最も革新的なメーカーと協力できることを嬉しく思う。これにより、新しい材料を加工し、新しいアプリケーションを開拓し、積層造形(AM)のバリューチェーンの信じられないほどの可能性を幅広いユーザに提供することができる。Wayland AdditiveのCalibur3金属AMシステムと特許取得済みのNeuBeamテクノロジーは、まさに今日の電子ビーム溶解の課題に対応するために必要なものである」とコメントしている。
Wayland AdditiveのセールスマネージャMike Fordは、「FraunhoferIPKチームがCalibur3とNeuBeam技術に多大な投資をしていることを嬉しく思う。Tobiasと同氏のチームと協力して、金属AMの限界を押し広げ、新しいアプリケーションと新しい材料を前進させるために、引き続き協力できることを嬉しく思う」とコメントしている。
WaylandのCEO、Will Richadsonは「今回のCalibur3システムの新たな販売発表は、金属AMセクターの継続的な成長と、先端材料向けの生産システムの需要の証である。FraunhoferIPKとの協力が前進し、さらに多くの生産アプリケーションを加速することを楽しみにしている」と話している。