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TRUMPF、TruLaser 5000シリーズのレーザ出力を24kWに

October, 19, 2022, Hannover/Ditzingen--今年のEuroBLECHでTRUMPFは、以前に標準だったパワーの2倍の出力のレーザを装備した改良版TruLaser 5000シリーズを発表する。
 出力24kWで、新しいレーザ、TruDisk 24001は、板金部品を3倍高速に加工できる。材料とアプリケーションにより、アップグレードされたTruLaser 5000は、一時間当たり最大80%多くの金属板を処理できる。「レーザパワーの上昇は、加工時間を削減できることを意味する。同時に、加工部品の品質も向上する。特許となっているその加工ユニット、自動化機能や動的性能により この技術は、生産性を著しく高める」と製品マネージャ、Patrick Schüleは、説明している。
 レーザ出力が2倍となった新しいマシーンは、著しく高速にパーツを切断する。加えて、より強力なTruLaser 5000は、切断ガスに窒素を使うことで最大20㎜厚の軟鋼を切断できる。これは、酸素を使用したときに生じる再処理を不要にする。

品質強化
12kWレーザでは、板金加工業者は、切断ガスとして窒素を使ったときに最大厚15㎜の軟鋼を切断できる。もっと厚い部品を切断するには、酸素を加える必要がある。これは、部品の切断面に酸素被膜形成となる。これらは機械もしくは手動のいずれかで除去しなければならない。面倒で時間のかかるプロセスである。代替として企業は、厚い部品の切断にプラズマ装置を使うことができる。しかし、これは速度が非常に遅く、レーザ切断装置に比べて精度が劣る。対照的に、24kW装置は、窒素を使い、最大20㎜までの厚板に対処できる。結果、これはほとんどリワークを必要とせず、したがって生産性は向上する。同時に、向上したレーザパワーは、切断部品の品質を高める。特に中および高板厚の場合である。

中および高板厚加工に理想的
TruLaser 5000シリーズに装備された24kW追加パワーは、生産性を高め、コンポーネントの品質向上を考えている全ての会社に恩恵をもたらす。特に、あらゆる種類の材料で、中および高板厚加工の効率的部品加工を可能にする。
(詳細は、https://www.trumpf.com)