September, 18, 2014, Hannover--レーザ-ガスメタルアーク(GMA)ハイブリッド溶接は、高速であり、深溶け込み溶接に適している。また、大きなギャップのブリッジにも使える。しかし、さらに厚い高強度、細粒構造鋼では、高温割れや望ましくない硬さが溶接線に起こりうる。
このため学際的プロジェクトで、レーザセンタハノーバ(LZH)とライプニッツ・ハノーバ大学(LUH)の研究グループが、誘導予加熱を備えたハイブリッド溶接システムを開発した。この工程は、厚さ20㎜までの高強度、細粒構造鋼の高信頼、高品質、単層溶接に使える。
レーザ-GMAハイブリッド溶接の溶接線品質向上のために、LZHの接合・切断メタルグループは、工程を拡張して誘導予加熱を統合した。溶接工程直前に、誘導コイルでエネルギーを目標とする溶接線領域に導入する。このようにして、直接接触無しで、鋼は所望の温度に予備加熱される。溶接線の壊れやすさが少なくなり、破壊歪値が改善され、高温割れが回避できる。この工程で、鋼板を単層溶接が可能になり、時間と材料の大幅な節約が可能になる。
この工程は、降伏力460~690N/mm2の高強度、細粒構造鋼用に開発された。利用グレードS700MC, X70, S690QLのアプリケーションは、クレーン、ポンプ、パイプライン、橋梁建設、また沖合海域で見られる。この工程により、シート厚により、送り速度0.75m/min~2.5m/minが達成可能。
(詳細は、www.lzh.de)