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レーザ溶接ロボットシステム「LAPRISS」を製品化

April, 21, 2014, 豊中--パナソニック溶接システムは、高出力ダイレクトダイオードレーザの開発で世界的に注目を集めているTERADIODE Inc.と共同で、レーザ溶接ロボットシステム「LAPRISS(LAser Processing Robot Integrated System Solution)(ラプリス)」を開発した。
 レーザ溶接ロボットシステム「LAPRISS」は、パナソニック溶接システムの保有するロボット技術・溶接技術とTERADIODE社のWBC(Wavelength Beam Combining、波長合成)技術を用いた高出力ダイレクトダイオードレーザを搭載した世界初のリモートレーザ溶接ロボットシステム。2014年4月23日より受注活動を開始する。
 今後、両社は開発、製造、販売、サービスなど広範な領域で協力し、ダイレクトダイオードレーザの普及を促進する。

特長
1.レーザ溶接に必要な「発振器」「ロボット」「ヘッド」を統合したトータルシステムソリューション
2.世界初、4kWダイレクトダイオードレーザ搭載で、高品位な高出力レーザ溶接が可能
3.シンプル・コンパクトなシステムにより、高信頼性のレーザ溶接ロボットシステムの構成が容易
4.小型トレパニングヘッドの開発により、ランニングコストやメンテナンスコストを低減
5.簡単操作で従来のアーク溶接やスポット溶接と同様に操作可能
6.独自のレーザ溶接施工技術により、精度管理の困難なワークでも裕度を拡大可能

製品は、2014国際ウエルディングショー(2014年4月23日~26日、東京ビッグサイト)に出展。

(注)WBC: MIT特許技術。数千のエミッタをコンバインして1つのレーザビームにすることができる。切断と溶接アプリケーションに必要なビーム品質は保たれる。