May, 28, 2018, NY--Vader Systemsは、同社特許Magnet-o-Jet液体金属アディティブマニュファクチャリング(AM)技術をベースにした3製品を発表した。
3製品は、進化し続ける急成長金属AM市場ニーズに対処する同社の取り組みの成果。ソリューションに含まれるのは、Vader Polaris液体金属3Dプリンティングシステム、ハイブリッド製造装置統合向けMagnet-o-Jet Subsystem、およびAres Microsphere Production System。これらは、Vaderの液体金属プリンティング技術を導入する顧客に大きな柔軟性を提供する、と同社は説明している。
Polarisは、Vader特許の液体金属プロセスを利用して、金属3D部品を概念から現実に変えるターンキーシステム。同社は、6061や7075を含む、市場で人気の高いアルミニウム合金の一部をプリントできるようになった。同社によると、ユーザは、低コスト材料で実質的に無駄なく高速に部品をプリントできる。無害な入力材料利用の安全性をも考慮すると、これらの利点は、複合的である。これは、粉末金属3Dプリンティング装置の運用にともなう本質的要件とは大違いだからである。構築体積は、305 x 305 x 305 mm、材料歩留まり98%、低い残留応力とパーツ歪を約束するものである。
Magnet-o-Jet Subsystemは、CNCやマシンセンタ装置などのハイブリッド製造システム組込用に設計されている。粉末金属の使用をなくすことで、Magnet-o-Jet システムによりメーカーは、部品をオールインワンシステムで製造し、それらを精密仕上げすることができる。Vaderは顧客と密接に協力して、Magnet-o-Jet Subsystemが、既存あるいは計画された装置やワークフローで機能するように確実にカスタマイズする。Polaris Systemに関しては、利点は大きく、等方性材料特性、安全性強化、完全密度完成品などが含まれる。
VaderのAres Microsphere Production Systemは、オンデマンド利用向けに高い均一性と一貫性のある金属微小球を製造する。Vaderite微小球は,主要国立研究所で試験され、クラス最高の結果を示している。オンデマンドで微小球をプリントすることで、粉末在庫を持つ必要がなくなり、広い範囲の小バッチアプリケーションが可能になる。微小球は、非情に小さな粒子サイズ分布で一貫している。この特性により、優れた流動性、ほぼ100%の材料利用、さらには一段と高信頼の結果が可能になる。
Vader Systemsの社長、Scott Vaderは、「当社の新技術プラットフォームは、Vader独自の能力、市場に向けた機動的なアディティブソリューションを強調するものである」とコメントしている。
(詳細は、https://vadersystems.com/)