February, 20, 2018, 大和市--古河電工グループの岡野電線は、繰り返し曲げに耐えられる光ファイバケーブルであるロボ・バウアーをより細く、より軽くコンパクトにした極細径ロボ・バウアーを2018年2 月から販売を開始した。
石英ガラスを用いた光ファイバケーブルは、一般的に、屈曲後すぐに光損失が増すことがあり、長期の信頼性や耐久性に問題があったが、2013年12月に販売したロボ・バウアーによってその問題を改善した。
今回開発に成功した極細径ロボ・バウアーは、販売中のロボ・バウアーのユーザー意見「狭小部配線時の余分なコード分岐部の処理に困っている」ことを、2連LC(DLC)コネクタとコード外径φ2.8mm の接続をユニブーツ化することで改善した。
屈曲性能は、極細径でありながらロボ・バウアーと同じ、1億回以上の左右屈曲試験、4,000万回以上のU字摺動試験に合格している(試験継続中)。
「高い信頼性、耐油・耐熱・難燃性等の耐環境性が求められる、産業用ロボット、マウンタ用伝送装置、医療機、マシンビジョンなどの可動部配線に最適なケーブルである」と岡野電線は説明している。