May, 1, 2017, Tokyo--フジクラは、国産ファイバレーザメーカとして初めて10kWを超える出力を達成した。
フジクラグループは材料加工用光源として市場が拡大しているファイバレーザ事業に取り組んでいる。同社グループはファイバレーザの開発・製造に必要な、光ファイバ関連技術、光半導体技術のほか冷却技術などを一貫して保有している。今回これらの技術を融合し、従来6kWまでであったファイバレーザを高出力化し、10kWを超える出力(10.4kW)を達成した。また、10kW出力においても電力からレーザ光への電力変換効率40%(直流供給時)という高い効率も達成された。
今回のファイバレーザの高出力化は、励起用半導体レーザの高出力化、レーザ共振器の高効率化、光学部品の性能向上、光ファイバの非線形光学効果抑制など、最新の技術開発成果を統合することにより実現した。
今回開発された技術を材料加工用高出力ファイバレーザ製品に順次適用し、高付加価値製品の実現を推進する。