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LiDAR Dataと3Dプリンティングを使用して海底坑パーツを製造

November, 15, 2016, Boulder--Fugroと3D at Depthは、世界初の海底LiDARデータのアプリケーションを発表した。データは、破損廃坑箇所の正確な1 : 1物理モデルを3Dプリントするために使用する。
 3Dプリンティングによる海底パーツの製造で正確な空間データを利用できると、介入計画とLife of Fieldプログラムでコストを削減できる。海底パーツの製造は2016年早期の大型プロジェクトの一環で、3D at Depthの海底LiDAR SL2技術と点群ソフトウエアを用いている。
 3D at Depthは、Fugroから請け負ってオーストラリア、オセアニアの廃坑プロジェクトで海底レーザスキャニングサービスを行った。水中約110mにあるPlugged and Abandoned(P&A)廃坑は、数十年前に掘られ、中断されていた。これらの廃坑屋根(wellhead)の製造と仕様の正確なデータを入手することは、年代が旧いためできなかった。廃棄の実行可能性オプションを評価するには、詳細な計測を行って最終的な廃棄状態とする必要があった。
 調査は、Fugroのマルチロール介入船、Rem Etiveを利用した。同船は、2つの作業クラスのROVsを備えている。3000mの深さを評価する2つのFCVワーククラスROVsの1つは、SL2海底LiDARレーザを備えている。LiDARレーザは3D at Depthが製造し、運用した。レーザは、Fugro FCV3000 WROVのクラッシュバーに搭載されている。これは光ファイバ多重装置で船上のオペレータにほぼリアルタイムでデータを送信する。
 13.5時間で約4400万データポイントを収集。LiDARレーザデータは点群処理ツールを使って処理され、空間的関係、計測および海底構造の方位が計算された。得られた成果に含まれるのは、3D点群データベース、各抗の寸法リポート、CADファイルと各抗の360°アニメーション、これは点群を元にしている。
 海底LiDARデータに加えて物理的な計測は、Fugro ROVから収集。物理計測およびLIDAR計測とを原図と相互参照するで、既存の図面寸法との相違の特定に役立った。
(詳細は、www.3datdepth.com)