IDTechEx、金属3Dプリンタ装置市場は48％成長

August, 4, 2015, Cambridge--IDTechExのレポート「3D金属プリンティング2015-2025」によると、金属が3Dプリンティングの最速成長セグメントになる。プリンタの販売48％成長、材料販売は32％成長。
　プラスチック3Dプリンティングは、プロトタイピングと教育にその座を確保したが、金属3Dプリンティングは、幅広い産業で部品の製造に使用されるようになっている。金属は、最速成長の3Dプリンティングセグメント。
　現状では、スピード、サイズ、コストが制限要因となって、初期導入したのは航空機や生体医学などの高価で少量生産の業界。GE Aviationは、新工場に35億ドルを投資し、EOS M-280を採用して2020年までに10万個の燃料ノズルをプリントする。Arcamは、同社の3Dプリンタがこれまでに5万個を超える整形外科用インプラントを製造したと主張している。これら両方の業界ともチタン合金を必要としており、量的な市場シェアは31％になっている。航空業界は、コバルト合金、ニッケル合金、アルミ合金にも積極投資している。
　宝石業界もSLM技術を早期採用している。この業界は、貴金属で3Dプリンティングを使用しており、金粉末は売上の市場シェア49％となっている。
　レポートは、企業と技術毎の詳細な内訳、2014年の世界の3Dプリンタ販売、2014年末におけるインストールベースを含んでいる。
　2025年までの予測は、インストールベース全体、各年のプリンタ出荷、プリンタ価格、プリンタ売上、量と売上に分けた金属粉末販売を含んでいる。

(詳細は、www.idtechex.com)