SMT装置市場、2020年に45億ドル

February, 27, 2015, Quebec--Electronics.caは、表面実装技術(SMT)装置についての包括的なグローバルレポートを発表した。
　SMT装置の世界市場は、2020年に45億ドルに達すると予測されている。市場成長の原動力となるのは電子製品に対する力強い需要、それに続くPCBs製造の増加。
　SMT装置のグローバル市場を牽引しているのは通信、コンピューティング、コンシューマアプリケーション分野で、これらは全てPCBsの大量ユーザである。
　市場の今後の成長では、自動車エレクトロニクス、医療機器エレクトロニクス、航空、防衛と軍用エレクトロニクスに新たな機会があると見られている。最先端のSMT装置の普及促進は、欠陥検出から欠陥予防にエンドユーザ市場の焦点が移ることによる。このシナリオは、先進的なSMT実装や検査装置にも有利な商機となる。SMT検査装置需要は、製造欠陥に起因するリソースの無駄を減らし、製造工程を改善し、関連コストを抑制し、歩留まりを高め、利益を拡大する必要性が後押ししている。LED技術に対する需要増もSMT装置需要を押し上げている。LEDsの普及によって、SMT装置メーカーは、商用およびコンシューマエレクトロニクス分野からの需要増に対応するために製造能力拡大を計画している。
　市場レポートにあるように、SMT装置市場ではAPACが単独世界最大市場となっている。この地域は、予測期間を通じてCAGR 7.9％で成長する。成長の原動力は、産業化が堅調なペースで進んでいること、コンシューマおよび自動車エレクトロニクスの成長。微小化トレンド、その結果として特にトランジスタ、ダイオードなど半導体アクティブコンポーネント実装の高精度化の必要性にサポートされて、SMT装置は最大製品市場を形成している。SMT検査システム市場では、自動X線検査装置(AXI)、自動光学検査装置(AOI)が力強い成長を示すと見られている。AXI装置は、コンピュータトモグラフィと直観的プログラミングの統合から恩恵を受けるものと予想されている。