LLNL、カリフォルニア大学、AI主導AM研究でパートナー

November, 17, 2023, Livermore--ローレンス・リバモア国立研究所(LLNL)は、カリフォルニア大学バークレー校(UC Berkeley)の機械工学、Grace Guが、LLNLアーリーキャリアUCファカルティイニシアチブの初代受賞者に選ばれたと発表した。

このイニシアチブは、LLNLの戦略的抑止主任総局と(外部リンク)カリフォルニア大学オフィスの 学長は、長期的な学術的パートナーシップを育み、UCの教員に研究のための資金と研究室のサポートを提供することを目指している。受賞者には、人工知能(AI)と機械学習(ML)の分野における革新的な研究プロジェクトを支援するために、5年間で最大100万ドルの資金が授与される。

Guの受賞研究提案は、「金属セラミック複合構造のAI駆動積層造形に向けて」“Toward AI-driven additive manufacturing for metal-ceramic composite structures,”と題し、特にエネルギーおよび防衛用途の超高温セラミックスにおいて、優れた特性を持つ新しい複合材料の開発を目指している。このプロジェクトは、バインダージェット3Dプリンティングの能力向上と、複合原料開発の最適化に焦点を当てている。この研究は、LLNLの材料と高度な製造における応用データサイエンスの取り組みと戦略的に連携している。

LLNL の研究スタッフの技術サポートを受けながら、Gu と同氏のチームは、3D プリンティングの現場モニタリングとパラメータ最適化のための AI アルゴリズムを統合し、不均質な複合構造のジェネレーティブ デザイン フレームワークを作成することを計画している。金属とセラミックベースの材料を組み合わせることで、従来の製造方法では達成できなかった特定の機械的特性実現を重視している。この野心的な取り組みは、ニューラルネットワークサロゲートモデルやディープラーニング(DL)など、最先端のAIおよびML技術を採用して、その目的を達成する。

LLNLの戦略抑止担当副所長であるBrad Wallinは、「Dr Guの研究は、材料科学の限界を押し広げるだけでなく、イノベーションを推進し、次世代の科学リーダーを育成することに専念するカリフォルニア大学間の持続的なパートナーシップの精神を実証している。」とコメントしている。

「提案された研究は、労働力開発、学生の充実、コミュニティへの働きかけの機会を提供しながら、AI主導の製造技術を進歩させることを約束する。このイニシアチブにより、LLNLの技術研究者は受賞したプロジェクトに直接関与することができ、2つの機関間の協力関係がさらに強化される」(Wallin)。