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ORNLとMVP、提携して、熱硬化性樹脂プリンターを商用化

May, 1, 2018, Philadelphia--Magnum Venus Products (MVP)は、エネルギー省のOak Ridge National Laboratory (ORNL)と提携し,初の商用中/大型熱硬化性樹脂3Dプリンターをエネルギー省の製造デモンストレーションファシリティに導入した。
 何年も前から3Dプリンターは利用されているが、アディティブマニュファクチャリング(AM)産業は、構造やモールドをプリントできる、コスト効果の優れたソリューションを是非とも必要としている。MVPは、プレポリマ、レジンから不可逆的に硬化する大規模な熱硬化性樹脂、化学構造をプリントできる3Dプリンターを実現するためにORNLと取り組んできた。
「このイノベーションにより、R&Dマネージャはプロトタイピングを高速化し、製品の市場投入を早めることができる」とMagnum Venus Products (MVP)のCEO、Bob Vanderhoffはコメントしている。「調達部には、重要モールドのリードタイム短縮という利点もあり、これによって導入が迅速化される。これはORNL多変数プリントプロセスパラメータの統合を可能にするスライシングソフトウエアによるものである」。
 MVP装置の特徴は、最先端のガントリシステムである。これはアプリケーションに合わせて調整され、3Dプリンティングの成長に応じて開発された。すなわち、高度なカスタマイズの市場要求と先進的な製造自動化ニーズに合わせて開発されている。
 MVP熱硬化性樹脂プリンターのロールイン/ロールアウト床構成は、積層造形の生産性を著しく高める。その構成により、装置外部の追加プリントベッドで前工程と後工程が行われている間にプリンターは、動作可能である。利点に含まれるのは、迅速なプロトタイピングモールド、素早いモールド構築、先端企業向けの全く新しい材料による作製である。

仕様に含まれるもの
・多軸プリントヘッドおよび、他のプリントプロセスパラメータの協調制御。
・構築サイズ: 16’ x 8’ x 42’’
・1秒に最大50”(使用材料依存)
・堆積レート≥ 10 lbs./hr.
・≤ 6mm以上の分解能が可能
・構築プラットフォーム1,000 lb.最大容量
・再現性= ±0.005”
・マルチサイズに簡単に拡大できる大きなフットプリント

(詳細は、www.mvpind.com)