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EOS、ドイツに新工場開設し3Dプリンティング能力拡大

February, 13, 2018, Krailling/Maisach--EOSは、同社の製造能力を拡大し、システム製造工場をミュンヘンの西、Krailling本社に近いMaisach-Gerlindeに移転した。
 EOSは、金属とポリマーの産業用3Dプリンティング分野の世界的なリーディング技術プロバイダー。
 9000m2の新工場で、E/OSは2018年に製造能力を拡大し、年に約1000システムまで製造可能になる。この移転によりEOSは、現在、工業規模で製造している、同社システムへの需要増に対処することができる。同時に、機動的な製造工程と柔軟に設計された作業場により、EOSは市場、顧客、市場の急な仕様変更に対応し適応することができる。
 EOSの中欧シニアVP、Nikolai Zaepernickは、「当社の技術は、高品質の連続製造アプリケーションにとって適切な選択である。産業用3Dプリンティングは、製造段階に達している。当社は、会社設立後最初の10年で約1000システムを導入した。この数字は、特に最後の2年に急速に増加した。現在、当社のインストールベースは世界で約3000システムである。次の数年で、当社の技術にはさらに大きな需要が期待できる。デジタル変革の範囲で、産業用3Dプリンティングは将来のデジタル工場へ移行する主要原動力の1つである」と語り、さらに続けて「当社の技術は、したがって、将来のスマートマニュファクチャリングシナリオへの重要要素の1つである。企業が直ぐにもアディティブ技術に深く関わって行くように推奨している理由がそこにある」と同氏はコメントしている。

Maisachのシステムの工場出荷検査
 EOSでは、材料、プロセスおよびシステムの品質が最優先である。これは、特に航空機、医療技術、自動車分野のような高品質基準の市場で言えることである。これらの分野では、メーカーは評価済みのシステムとプロセスに依存している。こうした点を念頭にEOSは、顧客のプレミスにおける技術の認定をサポートしている。今度は、こうしたことがAM製品の市場投入時間短縮に役立つ。
 顧客がEOSからシステムを購入すると、工場出荷検査(FATs)が実施される。Maisachの新工場では、顧客は新システムの出荷検査にも関わることができる。EOSが通例行っている装置の品質認定に加えて、顧客は、その後実際に製造したい部品の製造特別試験もリクエストすることができる。
(詳細は、www.eos.info)