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TRUMPF、超短パルスレーザのメーカーAMPHOSを買収

January, 29, 2018, Ditzingen--TRUMPFは、レーザメーカー、AMPHOSを2018年1月9日に買収した。これは、TRUMPFのレーザ製品と技術のポートフォリオを強化する。AMPHOSは、2010年、RWTH Aachen と Fraunhofer Institute for Laser Technology ILTのスピンオフとして設立された。同社は、製造と研究アプリケーション向けに高出力超短パルスレーザを開発、製造している。超短パルスレーザは、エレクトロニクス製造において特に重要である。そこでは、PCBs、ディスプレイ、カバーガラスなどの製造に使用される。AMPHOSレーザのコア技術はInnoSlab技術である。これは、まだILTの一部であるAMPHOSの創始者が共同開発したものである。InnoSlabによりTRUMPFは、同社の超短パルスレーザに全く新しい領域を開くことができる。
 AMPHOSとTRUMPFは、買収額を公表しないことに合意している。
 「AMPHOSは、画期的なレーザメーカーであり、この分野の市場リーダーである。また、同社のマネージャは、15年以上にわたり産業用レーザを開発している。InnoSlab技術により、当社はTRUMPFの技術的リーダーシップを強固にすることができる」とLaser Technology部長、Christian Schmitzはコメントしている。AMPHOSは、出力200~400Wの超短パルスレーザを開発している。また、同社は1.5kW出力の研究アプリケーション向け高出力レーザも製造している。