October, 12, 2017, Ditzingen--TRUMPFは、米国のレーザメーカー、Access Laser Coの株式を85%取得した。同社は、特にEUVリソグラフィでマイクロチップ製造に利用される高精度、ローパワーCO2レーザを生産している。このアプリケーションでは、ローパワーCO2レーザで生成される光が光源として役立つ。これは、EUVシステムでTRUMPFレーザ増幅器とともに導入される。今回の買収でTRUMPFは、EUV技術のサプライチェーンで、主要プレイヤ統合に成功したことになる。
数年の開発進行の後、EUV技術は今では産業的成熟段階にあり、同社は昨年の会計年で大きな売り上げ増を記録した。Access Laser社長/創始者、Yong Zhangは、「EUVにおけるTRUMPFとAccess Laserの技術提携の成功は、両社に特有のシナジーを示している。TRUMPFグループの一員として、このシナジーを強化していく」とコメントしている。
Access Laserは1999年設立、従業員は米国と中国に60名程度。製品ポートフォリオには、100mW~50Wの低出力精密レーザ、ピークパワーが1kWのハイパワーレーザがある。同社は、医療、エレクトロニクス、科学市場のアプリケーションにも対応している。買収額は非公表。