June, 22, 2017, Aachen--Aachen Center for 3Dプリンティング, 応用科学アーヘン大学(Aachen University of Applied Sciences)、 Fraunhofer Institute for Laser Technology ILTは、世界最大のSLM(選択的レーザ溶解)ファシリティを開設した。
コンセプトレーザ(Concept Laser)の新しいXLine 2000R選択レーザメルティングシステムはSLM-XL研究プロジェクトで重要な役割を果たす。同プロジェクトは、大型金属コンポーネント向けに製造プロセス全体を加速し最適化することを目的にしている。研究者たちは、同じビル内のBMBFが助成しているDigital PHotonic Production研究キャンパスと密接に協働している。
プロジェクトの主目的は、大型金属コンポーネント向けにSLMプロセスチェーン全体の開発を進めることである。アーヘン3Dプリンティングセンタ(Aachen Center for 3D Printing)は、チームワークにより3年SLM-XL研究プロジェクトを実施する。現地の中小企業(SME)、名高い積層造形企業が、アーヘン大学やフラウンホーファーILTの専門家と協力して重要目標を達成する。
まず、SLM-XLユニットは、極度に長く高コストになりがちな開発期間を大幅に短縮するために、大型の機能プロトタイプ(例えば、自動車産業向け)の製造を加速する。第2に、プロジェクトチームは大型ツールの3Dプリントを計画している。ツールは、カスタム機能を提供するように構成されており、これは従来のプロセスを使って製造することは不可能か、あるいは非常に難しく高価になるかのいずれかである。
SLM-XL研究プロジェクトには、複数の業界から15を超えるパートナーが参加しているが、新しいSLMファシリティの恩恵を受けるのはパートナーだけではない。フラウンホーファーILTのSLM生産性チームマネージャ、Sebastian Bremenは、「新しい共同SLMファシリティは、200万ユーロのファシリティを使って、独自の積層プロジェクトをXXLスケールで実施する機会をSMEに提供する。Aachen Center for 3D Printingのお陰で、優位性があり革新的にする技術にSMEもアクセスできる。さらに、このユニットは、フラウンホーファーILTとAachen大学との共同研究グループに確立に向けた重要ステップでもある」とコメントしている。
(詳細は、www.ilt.fraunhofer.de)