June, 21, 2017, Oxford--IPG Photonics Corporationは、Innovative Laser Technologies(ILT)を現金4000万ドルで買収することで合意した。高精度レーザベースシステムを製造するILTの専門技術は、医療機器産業や他の重要エンドユーザ市場向けにクラス最高の標準ターンキーシステムを供給するIPGの能力を強化する。買収取引は2017年7月早期に完了の見込み。
ILTは、主として医療機器産業向けの高価値、重要コンポーネント製造に用いられるレーザベースシステムの設計、製造を行うミネソタ州の企業。同社は、医療機器OEM顧客に一連のターンキーソリューションを供給している。これには特注マシーンエンジニアリング、レーザアプリケーション設計、組込サービス、組込後のサポートが含まれる。同社のシステムには、使いやすい制御ソフトウエア(HMI-2200)が含まれ、これは医療機器製造用に品質認定されている。HMI-2200ソフトウエアにより、シームレナスなデータ収集、顧客の製造システム(MES)とそのレーザソリューション間で移行が可能になる。IPGは、過去数年にわたりILTにレーザ光源を供給してきた重要なサプライヤ。
IPGのCEO、Dr. Valentin Gapontsevは、「ILTのオートメーション、アプリケーション専門技術とクラス最高の特殊ソフトウエアを加えることでIPGは、医療機器アプリケーションに深く食い込むことができ、また精密レーザソリューションを必要とする多くの非医療デバイスアプリケーションへの拡張も可能になる」とコメントしている。
ILTの従業員は約60名、2016年12月31日締め切り会計年の販売額は2200万ドル。
(詳細は、www.ipgphotonics.com)