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レーザ切断装置市場、2022年に世界規模で57億ドル

May, 23, 2017, Portland--アライドマーケットリサーチ(Allied Market Research)の「レーザ切断装置2014-2022年分析と予測」レポートによると、世界のレーザ切断装置市場は2015年に30億ドル、2016-2022年の期間にCAGR 9.3%で成長して2022年には57億ドルに達する見込みである。販売額で北米が大きな市場シェアを獲得。
 レーザ切断装置は、多様な種類の金属を切断することで金属加工に用いられている。システムに組み込まれた自動化機能とともにレーザ切断加工による切断品質向上が市場の成長を後押ししている。増える製品需要も市場成長の原動力。しかし代用装置の存在、高いR&D予算が市場にマイナスの影響を与えている。すでに導入されている新しい特徴とともに技術進歩の可能性が、市場の成長を促進する。
 技術では、レーザ切断装置市場は、固体レーザ、ガスレーザ、半導体レーザに分けられている。固体レーザは、収益への寄与度が最高であり、2015年のシェアは市場全体の約40%だった。しかし、ガスレーザが予測期間では急成長すると見られている。
 加工では、レーザ切断装置市場は、溶断、ガス切断、昇華切断に分けられている。ガス切断セグメントが、2015年では最大の市場シェアを占めていたが、予測期間では溶断セグメントが最高のCAGR 9.7%で成長すると予測されている。
 エンドユーザでは、レーザ切断装置市場は、自動車、コンシューマエレクトロニクス、防衛&航空宇宙、産業およびその他に分類されている。全てのエンドユーザの中で、産業セグメントが最高の収益を生み出している。
 2015年、北米が収益への寄与度が最高で、世界市場シェアの30%超を占めた。APACが、分析期間では最速成長地域と見なされている。これは製造工場数の増加、開発途上国の人々の購買力の増加によるものである。

調査結果の要点
・固体レーザが、2015年では最高の収益を生み出し、市場シェア約40%を占めた。
・ガス切断セグメントが、2015年の市場では最大の収益を生み出した。
・2015年、北米が最高の収益を生み出し、世界的市場シェアが30%を上回った。
・APACが最速成長地域と予測されている。
(詳細は、www.alliedmarketresearch.com)