December, 16, 2013, Beijing--リサーチインチャイナ(ResearchInChina)の調査によると、世界のレーザシステム市場の成長率は、2011年の16%から2012年には6%に落ち込み、2013年には4%程度に落ち込む見込みだ。欧米の経済危機、アジア経済の減速および多くの他の要素が世界のレーザ業界の発展に影響を及ぼしており、世界の産業用レーザ分野の成長率は一桁台に落ち込んだ。
中国は、世界の加工および製造拠点として継続的にレーザ加工装置導入を拡大し、世界市場の10%以上を占めるようになっている。しかし、需要低迷により、中国のレーザ装置市場の成長率は2012年、2013年のいずれの年も10%以下に落ち込んだ。大手企業の中でHan’s Laser Technology、Shenzhen Sunshine Laser and Electronics Technologyだけが事業を伸ばしたが、他の企業はわずかな成長にとどまるか、マイナス成長となっている。加工と製造業はアップグレードを継続するので、レーザ業界は成長を取り戻し、2014年、2015年には業績が回復する、とリサーチインチャイナは見ている。
Han’s Laser Technologyは、中国最大のレーザ装置メーカーであり、製品は最も充実している。レーザ業界の低迷にもかかわらず、同社は高度成長を維持し、2013年上半期の売上は前年同期比18.53%のプラス成長だった。特にハイパワーレーザ切断装置、レーザ溶接装置、レーザ切断装置がそれぞれ前年比で77.13%、13.32%、35.03%の成長を記録した。
Shenzhen Sunshine Laser and Electronics Technologyは、中国最大のレーザ加工サービス会社で、事業タイプとして完結している。同社は、レーザテンプレート加工およびレーザ成形サービス市場で大きなシェアを占めており、2013年のシェアはそれぞれ21%、13%に達する見込みだ。2013年上半期、売上ベースの成長率で、レーザ成形サービス、HDI穴開けおよびUV穴開けはそれぞれ、41.63%、119.33%、575.08%となり、力強い成長力を示した。