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世界の3Dプリンター市場はCAGR 35%で成長

April, 14, 2017, Toronto--TechNavioの3Dプリンター市場調査レポートによると、市場は、2017-2021の予測期間でCAGR 35%程度で成長する見込みである。
 TechNavioは、地域セグメントに基づいて3Dプリンター世界市場をアメリカ地域(52.83%)、APAC(21.13%)、EMEA(26.04%)に分類している。

アメリカ地域の3Dプリンター市場
アメリカ地域の3Dプリンター市場の高成長は、同地域で3Dプリンターを利用する企業数が増加しているためである。アメリカ地域の3Dプリンター需要の大半は、ヘルスケアと軍事分野が占める。Voodoo Manufacturingなどのオンラインサービスで、ウエブサイトにファイルをアップロードすることによって顧客が望む設計を量産するサービスがアメリカ地域ではブームになっており、これが市場の成長を一段と促進すると予測されている。
 TechNavioのコンピュータ機器の調査を専門にする主席アナリスト、Sunil Kumar Singh氏によると、「ヘルスケア領域では、生体組織工学アプリケーションやインプラント手術向けに企業はますます3Dプリンターを使うようになってきている。また、3Dプリンターは、米軍が部品やプロトタイプ製造に採用しつつある」。

EMEAの3Dプリンター市場
ヨーロッパ・中東・アフリカ(EMEA)の3Dプリンター市場は、ヨーロッパに著しく集中している自動車産業が成長の原動力になっている。予測期間では、ヨーロッパで3Dプリンター技術を利用する画期的なR&Dプロジェクトへの投資増が、EMEAの3Dプリンター市場の成長を促進すると予測されている。

APACの3Dプリンター市場
APACにおける3Dプリンター市場は、まだ初期段階にあり、莫大な成長潜在力がある。3Dプリンティングは、インドで増加しており、特に製造業で、メーカー、あるいは製品設計会社が3Dプリンターを使って設計のプロトタイプを作製している。中国、日本などのAPAC諸国も予測期間に3Dプリンターの採用が急増すると見られている。
国、日本などのAPAC諸国も予測期間に3Dプリンタの採用が急増すると見られている。