November, 17, 2016, 東京--ヤマザキマザック(マザック)とシスコシステムズ(シスコ)は、製造業のIoT化推進に向け、工場内の設備機器を安全にネットワークに接続する為の製品やビッグデータ解析や生産性向上のためのクラウドサービスなどの開発に向けた協業に合意した。
マザックは、工場内のIoT化をはかる上で重要な機械間のデータ取得の共通化やサイバーセキュリティの問題を解決すべく、製造業向けオープン通信規格「MTConnect」を採用したネットワーク接続装置「MAZAK SMARTBOX(スマートボックス)」を2015年に米国で開発した。スマートボックスにはシスコのコネクテッドマシンソリューションが採用され、ネットワーク接続やセキュリティおよびコンピューティングを集約して提供している。
マザックはスマートボックスを米国内と日本国内の自社工場に先行導入し、工場内の設備機器のIoT化を行い、製造ビッグデータの取得と分析によるiSMART Factory化を推進してきた。
さらに、マザックは、ビッグデータを活用した生産性の向上・マシンダウンの極小化を目指すクラウドサービスの開発を行う。シスコはスマートボックスで採用されているコネクテッドマシンソリューションと連携したクラウド関連技術をマザックに提供する。
また、マザックは本年9月にシカゴで開催された工作機械の国際見本市IMTS2016にてスマートボックスの米国での販売を開始し、それに続いて11/17(木)より東京ビックサイトで開催されるJIMTOF2016にてスマートボックスを出展し、日本での販売を正式に開始する。今回のJIMTOF2016では、工作機械と安全なファイルのやりとりを実現するスマートボックス向け新機能など、製造業のIoT化を推進する各種提案を行う。
(詳細は、www.cisco.com/web/jp/news)