November, 4, 2016, Minneapolis--3Dプリンティング/積層造形(AḾ)ソリューション企業、Stratasys Ltdの発表によると、エアバス(Airbus)が、A350 XWB航空機の部品製造向けにULTEM 9085 3Dプリンティング材料を標準とした。
StratasysのULTEM 9085レジンは、エアバス材料仕様に認定され、StratasysのFDM(熱溶解積層法)ベースの積層造形ソリューションで使用される。航空機部品向けに強度重量比とFST(炎、煙と毒性)適合性を統合することで、ULTEM 9085は、大幅に製造コストと製造時間を削減しながら、強力で、軽量な部品の製造を可能にしている。
「2014年、エアバスは、新しいA350 XWB航空機に使用するためにStratasysのFDMベース3Dプリンタで大量の部品を製造した。これによってエアバスは納入誓約を期限通りに守ることができた。エアバスが、Stratasysの3DプリントパーツをA350 XWB製造サプライチェーンに含めて工業化しているので、当社は喜んでエアバスをサポートする。サプライヤは確実に、継続的に予定された航空機納入をサポートできる」とStratasys EMEA社長、Andy Middleton氏はコメントしている。
積層造形は、オンデマンドで、最終組み立てラインへの納入に適した場所で部品を製造できることで、新しいレベルの効率と柔軟性を製造サプライチェーンに提供する。また、従来の製法と比べて無駄になる材料が減るので、購入して実際に航空機に使用される比率は大幅に向上する。
「当社の積層造形ソリューションに対する需要は、航空宇宙や自動車から医療やコンシューマ製品に至るまで、時間的制約のある産業から来ている。Stratasysの積層造形戦略をサプライチェーンマネージメントに採用することで、企業は製品を市場に投入する時間の誓約を守り、在庫の必要性を減らしながら、製品のイノベーションを進めることができる」とAndy Middleton氏は話している。