October, 17, 2016, West Conshohocken--国際標準化機構(ISO)とASTMインタナショナルは共同で、積層造形標準開発機構を設立した。これは、この急成長分野における新たな技術標準の必要性への対処を支援する枠組みである。積層造形(AḾ)、3Dプリンティングは、材料をレイヤごとに付加する工程で、機械加工などのサブトラクティブ法と対照的である。
新機構の支援
・AḾ標準化に関わる世界的な専門家および標準開発組織の作業への指針
・AḾ産業における標準関連のギャップとニーズを特定
・AḾ標準開発における重複作業を防ぐ
・AḾ標準間のまとまりを確実にする
・AḾ標準分野の優先順位をつける
・メーカー、企業家、消費者、その他を含め、AḾ界で有用性と普及を促進する
この機構を基盤にして、3段階で標準を開発することができる
・一般標準(コンセプト、共通仕様、ガイド、安全性など)
・広範な材料カテゴリの標準(例えば金属粉)または工程(例えば、粉体層溶融)
・特殊材料の特殊標準(例えば、アルミ合金粉体)、工程(例えば、ABSによる材料押出)
「この組織は、世界中の専門技術者がより合理的で意味のある方法で互いに影響し合うように支援し、加速度的なスピードで新技術のインテグレーションと応用につながるようにする」とCarl Dekker、MET-L-FLOの社長、ASTMインタナショナルの積層造形技術委員会(F42)議長はコメントしている。「今後、均一な労働力教育、仕様周辺の潜在的な混乱よりも安定した品質向上に集中するより強力な能力など、さらなる利点が見えてくるようになる」。
この機構は、東京での7月の会議後、F42とISO/TC261により共同で認定された。
(詳細は、www.astm.org)