March, 26, 2014--コヒレント社は、産業レベルの高い性能を発揮する理科学レーザの製品化プログラムの1つとして、堅牢でコンパクトなワンボックス型ファイバレーザFidelity(パルス幅<70fs、平均出力>2W@波長1055nm)をリリースした。
Fidelityは経済的でメンテナンスフリーのオシレータで、空冷、小型(318 ×318mm)でありながら、マルチフォトンイメージング、THz発生、材料研究などの応用で求められる優れたビーム質(M2<1.2)を実現する。
高繰返し(64MHz)の本製品を使用することで、データの取得時間が短縮でき、研究の生産性が向上する。またFidelityはプレチャープを調整できる電子制御機能を内蔵しているため、ファインチューニングやパルス幅の最小化などが容易に調節可能となる。ユニット間の再現性に優れた高品質設計と促進ストレス性能試験(HASS=Highly Accelerated Stress Screening) を出荷全数に対して実施することで、ハンズフリーで長時間の安定性と信頼性が得られる。
Fidelityは、ウルトラファースト分光やスーパーコンティニューム発生などの幅広い理科学応用に理想的なオシレータである。チタンサファイアレーザと比較し、長波長で高出力および超短パルスの特長を兼ね備えたFidel ityは光遺伝学(オプトジェネティクス)のような最先端のinvivo深組織バイオイメージング応用で優位性がある。さらにコヒレント社製のChameleonレーザと組み合わせて使用すると、スタンダードとマルチモダリティの両方で、生きた動物の脳においての、同時イメージングや光活性化、また活動電位検出が必要な最先端の脳神経科学研究が可能になる。
コヒレント・ジャパン株式会社 マーケティングコミュニケーション部
TEL:03-5635-8722