November, 17, 2015, New York--精神科学コミュニティは、生体医用工学者、Lingyan Shiをリーダーとするニューヨークシティカレッジ(CCNY)の研究チームによる脳深部イメージングの「ゴールデンウインドウ」実現に敬意を表している。CCNY超高速分光・レーザ研究所研究助手Shiによると、これは初めての脳イメージングである。
そのブレイクスルーは、今日よりも遙かに詳細な脳や胸の非侵襲的研究にとって有望である。
物理学教授、Robert R. Alfano、生物学准教授Adrian Rodriguez-Contrerasと共同で、Shiのチームは、波長1600~1880nmの光を使った脳の深部イメージングを理論的、実験的に証明した。これは、イメージングの「ゴールデンウインドウ」と名付けられている。
これまでは脳深部イメージングには、近赤外(NIR)照射、1および2フォトン蛍光イメージングを利用していた。波長は650~950nmで、これは光学ウインドウとして知られている。
CCNYのGrove School of Engineeringで2014年にPhDを取得したShiによると、現在の研究はNIR領域で3つの新しい光学ウインドウを導入している。また、Shiによると、不鮮明の原因となる散乱を減らすことによりウインドウは、より深い脳組織のイメージングが可能である。Journal of Biophotonicsに発表された同氏の研究成果は、次世代顕微鏡イメージング技術の発展に光を当てている。そこでは、「ゴールデンウインドウ」がより深い高解像度脳イメージングに利用される可能性がある。
研究の次のステップは、ゴールデンウインドウ波長の光を使ってマウスの生体内イメージングに進む。