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次世代神経インプラント開発でLLNLとPrecision Neuroscienceが協力

March, 26, 2024, Livermore--共同研究開発契約(CRADA)で概説されている3年間のコラボレーションの下で、LLNLの科学者とエンジニアはPrecision Neuroscienceと協力して、同社の神経インプラントの将来のバージョンである薄膜微小電極アレイの寿命を延ばすを開発を行う。同インプラントは、ユーザが思考を通じてコンピュータシステムを操作できるように設計されており、運動協調や話す能力を失った患者に利益をもたらす可能性がある。Precisionは、CRADAの下で開発された技術を、テキサス州アディソンに本拠を置く製造子会社、Precision BioMEMSで生産する予定である。

この共同研究は、LLNLと共同開発した技術に基づく量産型神経インプラントの実現を目指している。このプロジェクトは、柔軟な薄膜多電極神経インプラントの開発におけるLLNLの幅広い経歴と、プロトタイプ医療機器製造のための規制に準拠した品質管理システム(QMS)を備えた専用の微細加工施設を提供するバイオメディカルファウンドリーインフラストラクチャを活用する。また、LLNLは、外部の専門家と協力してインプラント可能デバイスの術中研究を行ってきた長い歴史があり、それが性能の向上につながり、長期的なインプラントの設計に情報を提供してきた。

LLNLのImplantable Microsystems Groupリーダー、Razi Haqueは、「Precisionとのコラボレーションに着手できることを非常に嬉しく思う。これは、患者の改善のための神経インプラントの開発に大きな変化をもたらすと期待している」とコメントしている。リバモアの実証済みの専門知識と技術的ノウハウを、Precisionの革新的なアプローチと熟練したチームと組み合わせることで、医療イノベーションの限界を押し広げ、神経科学の分野に有意義な貢献をするという両者の取り組みがさらに促進される」と話している。

2021年に設立されたPrecisionは、神経疾患に苦しむ世界中の何億人もの患者に画期的な治療法を提供することを目指している。同社のインプラントは、高帯域幅の脳とコンピュータ・インタフェース(BCI)技術と、健康な脳組織に損傷を与えないように設計された低侵襲の外科的アプローチを組み合わせたものである。Precisionは昨年春、West Virginia University’s Rockefeller Neuroscience Instituteと共同で、ヒト臨床試験で製品のテストを開始した。Precisionは、2024年に最初の商用デバイスの食品医薬品局(FDA)の認可を取得しようとしている。

「LLNLは世界でも有数の研究所である。LLNLチームは薄膜微細加工技術に関する深い知識と専門性を持っており、高度な製造技術を何百万人もの神経疾患の患者に役立てるという共通の目標を共有している。このエキサイティングなコラボレーションにより、われわれのチームは、高度な製造技術をより迅速に、人間の臨床使用に適した品質基準で反復することができ、同時に、これらの戦略的製造能力の最終的な商業的翻訳が米国内にとどまることを保証できる」と、Precision社長/CEO、Craig Mermelはコメントしている。

この提携のその他の目標には、LLNLがPrecisionの長期インプラントの規制当局の承認取得を支援し、LLNLのQMSを強化し、Precisionが材料とプロセスの進歩を製造技術に変換して、広く影響力のある脳とコンピュータ・インタフェースを構築するという 同社の長期的な目標を促進することが含まれる。