June, 20, 2022, 仙台--東北大学大学院医学系研究科神経・感覚器病態学講座眼科学分野の中澤徹教授らのグループは、眼科検査画像に対する新たな人工知能(AI)のモデルを開発した。
この新しいAIモデルでは、疾患の特徴をAIが学習するために必要なデータの数も少なくてすむのが特徴で、モデルの容量を軽減するのに寄与しているチャネルナローイングの手法は、形状の抽出だけでなく、疾患の診断予測でも良好な結果を得ることができた。従来のモデルと比較して軽量で、優れた緑内障の検出精度が得られており、スマートフォンなど小型機器での社会実装が期待される。
深層学習(ディープラーニング)は人工知能(AI)の仕組みの1つで、画面に映った人や物の検出や、その形状を抽出する目的で、近年急速にその技術が発展してきた。
研究成果は、2022年5月20日Scientific Reports誌(電子版)に掲載された。
(詳細は、http://www.tohoku.ac.jp)