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ニューロビジョン・イメージング、目の検査でアルツハイマー早期発見

July, 18, 2014, Sacramento--ニューロビジョン・イメージング(NeuroVision Imaging, LLC)は、同社のイメージングシステムが、簡単な目の検査でアルツハイマー病関連の変化を検出できると思われる重要な臨床試験暫定的結果を発表した。
 200の被検者のブラインド臨床試験が計画されている。目的はPETを使って、ニューロビジョンの被侵襲イメージングテストで検出された網膜斑と、アルツハイマー病の顕著な特質と見なされている脳の斑点とを関連づけることにある。PETは、現在臨床試験の標準となっている。40人の患者の暫定的結果は、簡単な目の検査で網膜に見つかったβアミロイドレベルが、PETイメージングを使って見つかった脳のβアミロイドレベルと有意に相関があることを示している。網膜アミロイドイメージングテストは、アルツハイマーと非アルツハイマー被検者とを100%の感度、80.6%の特異度で識別した。βアミロイドタンパク質は、脳の斑点に見つかった、アルツハイマー病の特性を示す主要物質。20µmオーダーで斑点を見つけることができるテストは、早期発見に非常に明るい見通しを与えるものである。
 加えて、最初の患者群についての長期的研究は、3.5ヶ月で網膜アミロイドの増加が平均3.5%であることを示した。これらの初期所見に複数の薬品会社が強い関心を示し、続いて治療臨床試験に参加した。目的は、追加試験での検証、短期間における進展のモニタリング、治療有効性を判断。
 ニューロビジョンCEO、Steven Verdooner氏は「長期的な研究が、われわれの試験で短期的な網膜斑の変化を検出できることが実証されるなら、早期発見だけでなく、治療に対する反応の評価にもこの技術を使える可能性が大きいと見ている」とコメントしている。
 ニューロビジョンの新しい光学イメージングシステムは、網膜に焦点を当てる。網膜は、目の他の構造と違い、中枢神経系の一部をなしていて、多くの脳の特性を共有している。研究チームは、数年前、アルツハイマー病に関連する斑が網膜にも起こることを発見した。ニューロビジョンは、Cedars-Sinaiの最初の研究成果をベースして独自のテストを展開した。これはミクロンレベルのイメージング分解能を持つ特殊カメラを利用する。網膜斑検出にはクルクミン蛍光イメージングを用いる。クルクミン蛍光イメージングは、ターメリックの構成要素であるクルクミンが網膜のβアミロイドと結びつく過程。クルクミンは、βアミロイド斑、蛍光特性との親和性が高い。ニューロビジョンは、イメージングに先だって患者がサプリメントの形で取り入れるように、生体利用性が高いクルクミン剤を使う。
 研究成果は、コペンハーゲンで行われたアルツハイマー国際会議で発表された。
(詳細は、www.neurovisionimaging.com)