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OCTの新しい応用、精密ガイド硬膜外麻酔

June, 10, 2014, Washington--メリーランド大学のバイオエンジニア、Yu Chen氏の研究チームは、OCT機器と18口径硬膜外針を統合する方法を開発した。
 同氏によると、硬膜外投与は従来、解剖学的目印を利用して盲目的に行われている。しかし、同大学の研究チームが新たに微小化したハンドヘルド機器により、麻酔専門医は硬膜外針の先端から組織を見ることができるようになった。これにより医師は、脊椎麻酔薬を痛みも少なく、大して複雑さもなく患者に投与することができる。
 従来の方法について、「視覚的フィードバックがないために、失敗率が高くなり、何度も針を挿入することになった」と同氏は言う。この失敗の副作用には、血管の傷、硬膜の破裂も含まれる。硬膜(dura mater)は、脳と脊髄を覆う3層の髄膜のうち、一番外にある膜。
 「OCT前方イメージングプローブによって麻酔医は、組織の微細構造や重要な目印をリアルタイムで視覚化できるので、針を使った処置の正確さと安全性が大幅に改善できる」とChen氏は言う。
 研究チームは、豚を使った針誘導実験のテストに成功しており、来年中にはこの装置の前臨床研究を行いたいとしている。
 詳細は、CLEO:2014で発表された。