April, 23, 2014, Bloomington--インディアナ大学(IU)の研究チームは、糖尿病合併症で失明する可能性の新しい初期兆候を発見した。この発見は糖尿病網膜症の診断や治療に広く適用でき、2500万人以上のアメリカ人のケアに影響をあたえる可能性がある。
IU検眼部教授、副学部長Ann Elsner氏によると、ボランティア研究項目として、あまり病気が進行していない考えられる患者の目を検査して、網膜全体に障害が広がっていることを発見した。もっと進んだ糖尿病患者でなければ起こらないと考えられていた血管の変化が、これに含まれる。
このような重要な初期兆候は既存の診断技術では見ることができない。適応型オプティクをベースにした新しい技術が必要になる。装置を設計し作製したのはStephen Burns教授。同装置は、微動セグメントを持つ小さなミラーを使って光を目の中に反射して入れ、個々の目の光学的欠陥を克服している。
Burns教授は、「網膜の広い範囲で血流が不十分であることが分かって驚いた」とコメントしている。同氏によると、糖尿病の期間が同じでも患者によって結果は異なっている。
このような変化は従来の研究では観察できなかったので、血糖値のコントロール改善、あるいは薬剤の変更が障害を止めるか、あるいは逆行させるかは分かっていない。
従来の診断技術では発見できない症状がある。単純に網膜像を拡大するだけでは十分でない。
Burnsが設計した装置は適応型オプティクスを利用して鮮明な画像を撮ることができ、光学的なエラーも最小化できる。このアプローチを使うと、目の毛細血管をコンピュータスクリーンに拡大できる。
(詳細は、indiana.edu)