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光ビームが心臓手術中の血液テストに取って代わる

March, 3, 2017, Oriando--セントラルフロリダ大学(University of Central Florida)の教授が、光を使って連続的に外科手術中の患者の血液をモニタする方法を発明した。生死をかけた手術中に状況が初めてリアルタイムでわかるようになった。
 UCFの研究者、Aristide Dogariuが開発した技術は、光ファイバを使って患者の血液に光を送りこみ、戻ってくる信号を解釈する技術。研究者によると、場合によっては、患者から血液を採ってテストする間の医師の待機が必要なくなる。
 手術中、医師は患者の血液凝固が速すぎることを警戒する。凝固は生命にかかわる脳卒中、肺塞栓などの状態になり得る。患者の血液循環のために使用される人工心肺装置を凝固がシャットダウンするとき、凝固は心臓血管外科の手術中に特に注意することである。
 医者は、抗凝固剤を投与して凝固を防ぐ。しかし、20~30分ごとに血液を採ってラボでテストしなければならない。これは最大10分かか。特に4時間以上も続く手術では、情報更新がない時間の空隙を挟むゆっくりとしたプロセスである。
 UCFの光学&フォトニクス学部、Dogariu教授は、人工心肺装置のチューブから直接タップすることができる光ファイバを備えた装置を開発した。光ファイバは、血液が通過するチューブに光を送り込み、戻り光を検出する。
 装置は絶えず、戻り光の散乱を解析し、赤血球の振動がどの程度迅速であるかを判定する。ゆっくりとした振動は、血液が凝固し始めていて抗凝固剤が必要になってきているサインと考えられる。
 この技術は医師に血液凝固の最初のサインで警告し、長時間の手術を通して休みなしに情報を提供することができる。
(詳細は、www.ucf.edu)