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変種リステリア属細菌特定にレーザツールが有効

May, 24, 2016, West Lafayette--すでに有害バクテリアの迅速発見に使われているパデュー大学(Purdue University)が開発したレーザツールが、同じ時間でリステリア属細菌の変種の検出もできることが示された。
 BARDOレーザは、個々のバクテリアが作る特有のパタンを探してバクテリアコロニーをスキャンする。光がバクテリアコロニーを透過すると、散乱パタンが生じ、バクテリアパタンライブラリと照合して同じパタンを特定できる。同システムは、サルモネラ、リステリア、バチルス、ビブリオ、E. coliなどの細菌を24時間内に特定できる。
 食品微生物学教授、Arun Bhuniaと研究者Atul Singhは、BARDO (頭字語”bacterial rapid detection using optical scatter technology”)は、リステリアの遺伝変種を素早く指摘することができ、研究のための菌種のそのような変種特定にかかる時間を大幅に短縮できることを示した。この研究は、Applied and Environmental Microbiology誌に発表されている。
 「これは万能な微生物学ツールである。われわれは、突然変異株に使えるかどうかを知りたかった。実際、これは強力なツールであり、研究者はペトリ皿上で、そのような突然変異株を極めて容易に見つけることができる。そのような突然変異株をふるいにかけ、検出するのに必要な骨の折れる技術を回避することができる」とBhuniaは語っている。
研究者は突然変異菌を使って、病原体の生物学を理解し、病気や死につながる食物での発生とどのように戦うことができるかを理解する。変種を特定する現在の方法は数日かかるが、BARDOは同じ作業を1日足らずで行う。
 Bhuniaの研究室では、他のバクテリアの変種を特定するBARDOの能力を調べ、ライブラリ構築を継続する。また、汚染食品のような自然環境から変種バクテリアを特定る同システムの能力もテストする予定である。