December, 8, 2015, Chicago--Mauna Kea Technologiesは、シカゴで開催されたRSNA、放射線医学会議において、介入性放射線処置でニードルベース共焦点レーザ内視鏡(nCLE)を使った世界初の研究成果を発表した。
フランス、ストラスブールのニューシビルホスピタル、イメージングクラスタ長、Afshin Gangi教授の研究チームは、経皮的肝生検および膀胱生検を行い、nCLE画像により顕微鏡レベルで高周波アブレーションをガイドした。
研究チームは、腎腫瘍の冷凍アブレーションおよび肝臓腫瘍の化学塞栓術のリアルタイムモニタリングの初の生体顕微画像も明らかにした。
Gangi教授によると、この技術は完璧アブレーションの確実な制御向上に非常に役に立つ。したがって、組織機能を維持しながら、再発率を下げる可能性がある。「われわれはnCLE技術により、初めて、処置に対する組織のリアルタイム反応を見ることができる。この重要なブレイクスルーは、最も関連のあるレベルでリアルタイムに処置をモニタする可能性を開くものである。目的は、完全な処置を保証しながら、主要組織を温存することである。化学塞栓術処置中に腫瘍に入っていく薬剤をリアルタイムで見られることは、癌治療の改善の可能性に新たな地平を開くものである」と同教授はコメントしている。
個別化医療の方向に進みつつある中、この画期的なイメージング法は、全器官放射線画像、個別化処置にとって重要な腫瘍内微小環境について重要な補完的情報を提供する。
「この新しいアプリケーションは、既存のものの補完となり、当社が取り組んでいる細胞レベルでガイドされる治療を有効にするものである」とMauna Kea TechnologiesのCEO/創始者、Sacha Loisear氏は語っている。