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フジクラ、内視鏡向け高解像度イメージファイバの開発

July, 7, 2015, 東京--フジクラは、内視鏡用途として従来よりも解像度を向上させたイメージファイバを開発した。
 近年、医療の低侵襲化(手術・検査による患者への負担を出来るだけ軽減すること)が求められており、内視鏡を用いた手術・検査の実施件数が増加している。
 正確な診断を行うため、内視鏡は高解像であることが求められる。今回、内視鏡向けにイメージファイバを最適設計し、良好な色再現性と4.4µm間隔に引いた線を判別することが可能な高い解像度を実現した。
 一般的に内視鏡は減菌処理を行って繰り返し使用されるが、安全性・簡便性の観点から、使い捨てが出来る廉価な内視鏡が望まれている。イメージファイバを使用した内視鏡は、コストを抑えることが可能。
 フジクラは、新開発製品について、「客先評価において高い評価を得ており、今後多くの引き合いが期待される」と説明している。