皮膚ガンスクリーニングにスマートフォンを利用

June, 25, 2015, Vancouver--バンクーバで開催された世界皮膚科会議で、皮膚ガンモニタ用のスマートフォンアプリケーションが紹介された。
Digital Health Hubディレクタ、Maryam Sadeghiが、サイモンフレーザ大学(Simon Fraser University) PhD研究中にMoleScopeアプリケーションとデバイスを設計した。Sadeghiによると、これにより患者は医師がクリニックで用いるのと同じシステムにアクセスできる。「患者としては、自分のアザを見るのに12ヶ月待って医師の電話やカメラを使うようなことがなくなる。これは自宅でできる」。
アプリは、小型顕微鏡をスマートフォンカメラに接続すると使用可能になる。カメラで皮膚のアザを撮り、それをクラウドベースの分析プラットフォームにアップロードすると、医師がその詳細に調べることができる。
アプリはすでにテストされており、Health Canadaの認定を受けている。
「わたしのPhDスーパーバイザは、デバイスを設計している時に自身の黒色腫(メラノーマ)を発見し、その画像品質をテストすることになった。幸いなことに、それは初期段階だった」とSadeghiは語っている。
カルガリー大学(University of Calgary)の皮膚科専門医、Dr. Susan Poelmanは、「通常、iPhoneを皮膚検査鏡に覆い被せるようにして画像を撮ろうしているが、この新しい技術を使うと、記録がずっと楽になる」とコメントしている。
Sadeghiは最終的には、皮膚ガン専門医にアクセスできない地域でMoleScopeを役立てたいと考えている。