Rockley Photonics、Bioptxバイオセンシングバンドとプラットフォームのサンプリング開始

December, 15, 2023, Oxford/Irvine/Pasadena--Rockley Photonicsは、完全なBioptx Biosensing BandとPlatform戦略的顧客とパートナー向けにサンプリングすると発表した。

Bioptxのバイオセンシングバンドは、独自のフォトニック集積回路(PIC)チップセットをベースにしたRockleyの画期的な短波赤外線(SWIR)バイオセンシング技術を組み込んでいる。SWIR分光光度計を数日間の測定が可能なウェアラブルに組み込むことで、Rockleyはスペクトルデータの継続的な収集を行い、組織の組成とダイナミクスに関する独自の洞察を提供した。

このプラットフォームは、心拍数、心拍変動、呼吸数、血中酸素飽和度のLEDベース光電式容積脈波記録(フォトプレチスモグラフィ)バイオマーカーとともに、体温と水分補給のSWIRベースのバイオマーカーのリアルタイムストリーミングを提供する。最近リリースされたRockley Developer APIと組み合わせることで、このプラットフォームは、重要な生理学的パラメータをリアルタイムでモニタリングするためのシームレスなソリューションとなる。

アリゾナ州立大学ヘルスソリューション学部の栄養学教授Dr. Stavros Kavourasは、新しい水分補給バイオマーカーについて「水分補給は十分に活用されていないバイオマーカーであり、アスリートなどの急性脱水症と、代謝、認知、心血管、腎臓の健康に影響を与える慢性脱水症または水分不足の両方を監視するために重要である。Rockley Photonicsは、水分補給状態を示す分光法ベースの技術を開発することで、人々の健康と幸福を改善する革新的な新機能を開発している」とコメントしている。
同教授は、水分摂取が健康とパフォーマンスにどのように影響するかを研究するハイドレーションサイエンスラボの創設者である。
CEO/会長、Dr. Andrew Rickmanは、この重要な製品マイルストーンについて「ウェアラブルレーザベースの技術による次世代の健康モニタリングの先駆けとなることを嬉しく思う。Rockleyは、小型分光光度計を形成するPICの設計から、完全なウェアラブル統合と新しいバイオマーカーの展開まで、フルスタック技術を実現した。当社は、IRBが承認したヒト試験を通じて、SWIR組織測定科学とバイオマーカーアルゴリズムを大幅に進歩させた。先頃、非侵襲的なグルコースセンシングとカフレス血圧の研究で実証したように、レーザベースのバイオセンサは、人間の健康に関する理解を拡大し、強化し続ける」と話している。