October, 26, 2020, 東京--ウシオ電機(ウシオ)は、有人環境下で使用できる紫外線ウイルス抑制・除菌装置「Care222」U3ユニット30台を、加賀市医療センター(石川県加賀市)に設置し、10月7日より稼働を開始した。
これは、ウィズコロナ時代の新型コロナウイルス感染防止対策の一環として、加賀市が全国の自治体に先駆けて加賀市医療センターに導入したもので、飛沫感染や接触感染のリスクが高いとされている受付カウンターや再来受付機・精算機周辺、ならびに発熱・救急待合などに設置された。
安全で新しい紫外線によるウイルス不活化・殺菌技術「Care222」
Care222は、紫外線本来の殺菌、ウイルスの不活化能力を保持しつつも、人や動物の皮膚や目にやさしい新しい殺菌用紫外線光源。従来、紫外線によるウイルス不活化や殺菌には、波長254nmの紫外線が用いられてきたが、皮膚傷害などが発生するリスクが高く、人体への直接照射は避けられてきた。
それに対し、ウシオが開発した「Care222」は、自社のエキシマランプに特殊な光学フィルタを組み合わせることで人体に安全な200~230nm紫外線のみを照射。これにより、有人環境下においてウイルスや細菌の付着が疑われる空間や環境表面(建材や器具、衣服などに)に直接照射してのウイルス不活化・殺菌を可能にした。
(詳細は、https://www.ushio.co.jp/)