January, 21, 2020, Oxford--Oxford Instrumentsの子会社Andor Technology (Andor)は、超高感度裏面照射Sona顕微鏡カメラシリーズの新モデル、Sona 4.2B-6を発売した。
Sona 4.2B-6は、感度、スピード、分解能の極めてバランスの取れた組み合わせを実現しており、最も厳しい顕微鏡アプリケーションのニーズを完璧に満たすことができる。その新しいカメラの特徴は、6.5 µmピクセルサイズの4.2メガピクセルセンサフォーマット。このフォーマットは、通常使われている60×および40×対物レンズ倍率から最大の解像度を引き出すことができる。
これは、既存のより大きな32 mm視野Sona 4.2B-11モデルを補完するものであり、最大イメージング範囲向けでは選択すべきカメラである。
Sona 4.2B-6は、既存のSonaモデルを効果的にしている重要特性の多くを共有している。量子効率95%の高感度センサ、市場をリードする-45 °Cまでの冷却が可能な唯一の永久真空封止センサチャンバ。
Sona 4.2B-6の特徴は、ノイズを低減する相関マルチサンプリングを使うLow Noiseモード。これは、生きた細胞の研究に極めて重要なフレームレートと低露光時間を保つ。動的細胞プロセスは、高速イメージング機能、フルレンジ16-bit画像で74 fpsにより撮ることができる。加えて、クラス最高の直進性とダイナミックレンジは、Sonaが定量的精度で最高であることを示している。時間をかけて計測する、あるいは蛍光強度レベルが変化するアプリケーション数の増加にとっては重要である。これらの狙いは、レート、濃度、あるいは空間的位置、イオンシグナリング、遺伝子発現解析、あるいはロケーションベースの超解像度判定である。
Andorの顕微鏡カメラ向け製品スペシャリスト、Dr. Alan Mullanは、「新しいSona 4.2B-6カメラは、感度とスピードおよび解像度の素晴らしい組合せを提供する。これは、広範なライフサイエンスアプリケーション向けの極めて効果的で多用途のイメージングソリューションである」。
「そのセンサフォーマットは、最新の顕微鏡によくマッチしており、前世代のsCMOSカメラを最新のディテクタ技術に容易にアップグレードできる。Sonaの超高感度は、照射強度とフルオロフォア濃度を減らすことができ、露光を低減して細胞生理学への影響を少なくできることを意味する。したがって、細胞プロセスのより正確な計測ができる」。
(詳細は、https://andor.oxinst.com)