December, 27, 2019, 京都--島津製作所は、紫外可視分光光度計の新ブランド「UV-i Selection」6機種を同時に発売する。「UV-i Selection」は、紫外可視分光光度計の制御ソフトウェア「Labsolutions UV-Vis」(2018年4月発売)を装置に標準同梱。高いユーザビリティや連続自動分析など様々なニーズを満たしつつ、格調高いデザインに統一することにより、国内外で大学や医薬、化学などの幅広い分野で利用できる。
「UV-i Selection」に含まれる6機種は、「UV-1900i」「UV-2600i」「UV-2700i」「UV-3600i Plus」「SolidSpec-3700i」「SolidSpec-3700i DUV」(UV-1900iは11月11日に先行発売)。新ブランドに冠する「i」は、intelligence(品質管理の繰り返し作業からユーザーを解放する自動合否判定)、innovation(多検体の自動測定による業務効率の改善)、informatics(データ解析作業の効率化およびデータ管理の強化)を表わしている。
新製品の特長
1. 効率化を実現する自動合否判定
設定条件に従い、データの良否を自動判定する「スペクトル評価機能」を標準装備。スペクトル取得後の手動解析を省き、品質管理の効率化に貢献。
2. 自動測定による業務効率の改善
オートサンプラと接続することで、最大360検体を自動分析する(オプションソフトウェアが必要)。「スペクトル評価機能」を組み合わせれば、合否判定まで完全自動化できる。
3. 解析の効率化およびデータ管理強化
表計算ソフト「Excel」へのリアルタイム転送やテキスト同時保存が可能。他のソフトウェアへの出力/解析にかかる時間を省ける。また、ソフトウェア「LabSolutions」は高度なセキュリティ機能を完備し、電子記録/電子署名(ER/ES)関連規制に最適なソリューションをご提供する。
新製品の特長(UV-1900i)
同機種はPC制御だけでなく、スタンドアロンモデル(PCを介さずに装置単体での操作可能な機種)としても利用可能である。
(詳細は、https://www.shimadzu.co.jp)