June, 19, 2018, Santa Clara--オムニビジョン(OmniVision Technologies, Inc)は、OmniVision高精細(HD)医療イメージセンサファミリの最新製品、OH01Aを発表した。
OH01Aは、PureCel-Sスタックダイアーキテクチャを使用して、コンパクトサイズ、高解像度、コスト効果を実現している。これは、次世代の使い捨て、および再利用内視鏡やカテーテルに必要とされる特徴である。OH01Aは、微小2.5×1.5㎜パッケージ、60フレーム/秒(FSP)で1280×800解像度を提供する世界初の医療イメージセンサ。
これらの特徴によりOH01Aは、多くの内視鏡処置にとって理想的なイメージングソリューションとなる。これには、気道確保(食道鏡、喉頭鏡、胸部鏡、肋骨鏡、気管支鏡、縦隔鏡)、および泌尿器学アプリケーションが含まれる。
「内視鏡は診断のために体内に入り込むので、外科医は、より小型で高解像度、優れた画像品質のイメージセンサを必要としている。同時に、広い視野角と近接焦点距離を必要としており、熱を減らし、患者の快適性を向上させるために低消費電力が求められる。OH01Aイメージセンサは、これらすべての要件を満たす」とOmniVisionの主席マーケティング、事業開発マネージャー、Tehzeeb Gunjaは説明している。
OH01Aは、1/11インチ光学フォーマット、1.1µmピクセル、RAWデータ出力。1280×1280解像度、これは720p HD(16 : 9アスペクト比)または800×800ディスプレイにサイズ変更可能。両モードとも、60fpsで動作し、鮮明なジッタフリー画像を表示する。センサのPureCel-Sスタックピクセルアーキテクチャは、最高品質の画像を提供する。感度が向上し、十分な容量、ブルーミングなし、低カラークロストークが特徴。
ステレオレディであるので、2つのOH01A画像センサを同期して外科処置用に3D画像を構築できる。消費電力は、従来世代医療画像センサ比で25%低い。これは、内視鏡の遠端チップの温度を下げ、患者の快適性を増す。32°の主光線角により、一段とスリムなモジュールで視野角が広がり、鋭い曲げ半径を可能にする短い硬性内視鏡先端になる。
MIPIとサブLVDS出力インタフェースサポートにより、OH01Aは画像データを長距離伝送できる。またワンタイムプログラマブル(OPT)メモリを組み込んで、製造およびキャリブレーション情報を蓄積できる。
OH01Aは、再利用向けに加圧滅菌でき、使い捨てデバイス用では殺菌できる。
(詳細は、www.ovt.com)