スタートアップ､aktila､CSEM開発の新世代血圧モニタを製品化

May, 28, 2018, Cambridge--スタートアップ企業､aktilaは､スイスの企業CSEMが開発した特殊技術を使って新世代の血圧モニタを作製する｡医療業界から強く求められていたこのイノベーションにより､血圧の連続的､ワイヤレス計測とモニタリングが正確に行えるようになる｡
　WHOによると､成人の3人に1人以上が高血圧に悩まされており､毎年世界で750万人が死に至る状況である｡脳卒中と心臓発作の主因､高血圧は特に一筋縄ではいかない｡その発見が間に合わないことがよくあるからである｡1世紀以上前に開発された従来の血圧計は､アームバンドを使って計測するが､それはついに快適で信頼度が高い新技術に道を譲ることになる｡
　これまで､完全に満足できるソリューションは見つからなかった｡それは適切な技術の開発の難しさである｡ついに､CSEMがoBPM(光血圧モニタリング)を実現した｡これは光センサと臨床的に検証されたアルゴリズム使い､伸長に連続的に計測する｡
　設立したばかりのスタートアップ､aktilaは,このソリューションを利用して､貴重な情報を収集できるブレスレットを製品化する｡｢当社は､保険機関に認定された正確で,手頃な価格のツールを製造する｣と新会社のCEO､Mattia Bertschiは説明している｡さらに同氏は､｢この種の製品は見込があるので､当社は､しっかりした投資家基盤を素早く獲得できる｣と話している｡｢血圧計2.0の目的は､高血圧予防の改善､その原因の理解向上､処置に対する新たなアプローチの開発である｣とaktilaのCTO､Josep Solaは付け加えている｡
　宇宙ミッション中の宇宙飛行士の健康評価のためのソリューション開発がCSEMのバイタルサインモニタリング力の基盤となっている｡その技術ポートフォリオはすでに､AVA､Biospectalなどの興味深いスタートアップ企業を立ち上げている｡CEO､Mario El-Khoury氏にとっては､aktilaの設立は､10年間の活動の当然の結果であ｡｢デジタル化された健康は､スイス経済にとって極めて有望な領域である｡また､センサにおけるCSEMの先進的ノウハウ､データの処理と伝送､および低消費電力が成長に寄与する｣とコメントしている。Aktilaは､2020年ごろに製品の市場投入を予定している｡
(詳細は､www.csen.ch)